実践! 無料でできるとっておき効果音ノウハウ講座 | 効果音配布サイトで効果音を手にいれたものの、なんか音が自分のイメージと違う…作品に合わせてもしっくりこない。そんな時、無料ツールの「エフェクター」や「波形編集ソフト」を使えば、音の印象を、ぐっと大胆に変えることができる。
        制作がもっとワクワクする。誰でもできる、驚きの効果音加工テクニックを一挙公開!
04

DSPAnime「格闘音」を、
もっとゲーム向けの爽快感のある音に仕上げよう。

今回のチュートリアルでできること

加工前(DSPAnimeで作っただけの音)

加工後(Audacityで加工した音)

DSPAnimeの、「格闘音」モデルで作れる音…
ゲーム向けというよりは、むしろちょっと昔の
格闘アニメっぽい音が多いわよね?

ああ。
ドラゴンボールとか、そんな感じを想像させる音が多いな。

そこで今回は、このDSPAnimeの「格闘音」を、
もっとゲーム向けの爽快感のある音
作り変える方法を見てきましょうか。

ゲーム向けの音?そんなことができるのか?

「風切り音」を加えて、パンチっぽさを

私が思うに、たとえばゲームで
「ボタンを押したら主人公がパンチを繰り出す」って場合、
パンチを繰り出すときの「風切り音」もほしいと思うわ。
「ヒュッ」「フッ」って音ね。

なるほど。
そういう風の音も出るわけだ。

この風切り音、実は
弊社開発中の効果音ツールGameSynthで作り出すことができる…! けど、
この講座では、なるべく無料で作っていこうと思うから、
以下の無料効果音サイトから、ありがたくダウンロードさせてもらったわ。

効果音ラボ|「剣の素振り1」

まずは、DSPAnimeの格闘音に、この風切り音を、組み合わせましょう。

お、おい…なんか前回の講座より、難易度上がってないか!?

落ち着いてやれば大丈夫。上の動画でやってることはこの2点よ。
・風切り音を、ピッチとスピード調節して、素早さ感を上げている。
・風切り音と格闘音を、タイミングよく組み合わせる。

そ、そうか!

で、さらにここから、
打撃音に「強さ」を加えるため、一手間加えてみましょう。

「ディストージョン」で、音に強さを。

※音量注意

へー、この「ディストージョン」ってエフェクトは便利だな!
音が刺激的になるのか。

そうそう。
ただし、こういった破壊系のエフェクトは、
強すぎたり大きすぎたりすると、ユーザーに不快感を与えるから、
バランスを見て適度に使うといいわ。




加工前と加工後の比較

加工前

加工後

一見似ているが…
攻撃音がすごく気持ちいい…気がする!
なんかこう、爽快感が出たな。 

効果音って、普段あまり意識して聞かないけど、
本気で、作品を盛り上げたいと思うなら、
こういう調整はすごく大事なことなの。

これからもどんどん記事を更新していくから、
ぜひこういうテクニックで、あなたの作品をクオリティアップしてみてね。

応援、よろしくお願いします!

効果音を手軽にじゃんじゃん創ろう。効果音生成ツールはこちら