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GameSynth 2022
2022/10/18

Enginesプラグイン新バージョン登場!

GameSynth Enginesプラグインの新バージョンがリリースされました!これまで同様、無料アップデートとなります。

細部の改善に加え、新たに「戦車エンジンモデル」「Pass-by機能」の2つが追加されました。

新登場「戦車エンジンモデル」

Enginesプラグインには、セダン、バイク、スーパーカー、F1カー、大型トラック、といった様々な車両のエンジン音を作り出す、物理的に正確でフルコントロール可能なモデルが揃っていますが、このたび新たに「戦車」モデルも追加されました! 歴代の装甲戦車であるT-34/85 および Tiger 1に基づくエンジンモデルが使用できます。今後さらに新モデルも追加されるかも?

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これまでと同様、運転席のようなEnginesのUIやスケッチパッドを使って、エンジンをコントロールして必要な効果音を作成できます。mixerでは、ギアノイズ、トラック(履帯)ノイズなどのさまざまなコンポーネントのレベルを調整できます。

また、ModularモデルのPatch Playerモジュールを使用して、この戦車パッチをモジュール内の音源として活用することができます。Engines パッチで定義した全てのメタパラメータは、Patch Playerモジュールのパラメーターとして表示されます。

つまり、戦車パッチをより自由度の高いModularモデル内で追加加工すれば、音作りの可能性は無限大になります!130以上のサウンド合成モジュールを組み合わせて、エンジン音をベースに空飛ぶ車、宇宙船、SF風攻撃車両など、空想上のエンジン音を生成したり、あるいは、しゃべる車や漫画のようなエンジン音なども作成できるでしょう。

「Pass-by」機能も新たに搭載

エンジン音を作る時、通過する車両の音を作るのがその目的であることも多いでしょう。このたびEnginesプラグインには、Enginesプラグインの出力をWhooshモデルに自動でルーティングする、便利なPass-byボタンが搭載されました。

風切り音を得意とするWhooshモデル内にEnginesパッチをアサインすれば、スケッチパッドで線を描くことで、車の通過音をいとも簡単かつ直感的に作成できます。
   


「Pass-by」ボタンを押すと、

  • Speed と RPM という名前の 2 つの新しいメタパラメータが正しいコントロールカーブで作成され、対応するメーターに割り当てられます。
  • エディタは自動的にWhooshモデルに切り替わり、現在のEnginesパッチが音源としてインポートされます(穏やかな低周波ディフレクターも追加されますが、他の音源はミュートされます)。新しく作成された2つのメタパラメータは、スケッチパッドの軸に割り当てられます。
  • 典型的なPass-by(通過音のような)エンベロープがメインエンベロープに割り当てられ、不要なLFO設定もクリアされます。
  • スケッチパッドでマウスやペンタブを使って描画すれば、臨場感のある通過音が生成されます。

※Enginesプラグインは、別売りのGameSynth tool本体が必要となります。




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